1903年Cohn and Rosenbergerとしてニューヨークでスタートします。1911年Coroとなり、1929年にアメリカ北東部ロードアイランドに工場を開いたことを皮切りに、トロント、ロンドン、メキシコ、ニューヨークなどの都市に支店や工場を持ち、国際的な企業になっていきます。
1933年イギリスに開設された支店がCorocraftです。この時に問題になったのは、『Coro』という名前です。イギリスの会社『Ciro』は『Coro』という名前を使用することを拒否。何年もの論争の末、Corocraftという名前を使用することを同意。ようやく1948年に高級ラインCorocraftの生産が始まりました。
Corocraftの名で発見されたイギリスの生産特許は 1961年から1969年までで、実際のイギリスでの生産を意味しています。
1943年にCoro Inc.として法人化されました。
コロの良く知られたデザインに、コロデュエットとして商標登録されているブローチがあります。ツインのブローチの一つをファークリップとしても、二つを合わせて大振りのブローチとしても使えます。他にも、ジェリーベリー、動物、昆虫、海の生物などのデザインの特許も出願しています。コロデュエットは今でもとても人気があって多くのコレクターがいます。
1969年 "3代目”となるCoroのトップ、Gerald RosenbergerはCoroを完全売却し、1979年にはロードアイランド州の工場も閉鎖されました。
Coroのデザイナー
ジーン ヴェレッキオ(Gine Verecchio)
22歳でヘッドデザイナーになりました。30年間もの間、最も愛されているCoroの多くの作品を手がけました。『Quivering CamelliaDuette』とフェイクムーンストーンのマルチカラーカボションで作られたジュエリーが最も有名です。
フランソワ(Francois)
美しい花の形をしたイヤリングと、質感のある金メッキの花のブローチが彼の有名な作品です。CorocraftやVendomeと同じハイエンドの『Francois』で彼自身のラインを持っていました。
1938年から1960年までCoroのデザイナーでした。
オスカー フランク プラッコ(Oscar Frank Placco)
オスカーはジュエリーの機械的構造を得意としていました。彼の初期のデザインの1つは1934年のオーナメントクラスプで、これがCoroのデュエットシリーズのブローチになりました。
アドルフ カッツ(Adoph Katz)
デザイナーとして間違われることがありますが、彼がデザインに携わったことはありません。多くのデザインやメカニズムの特許の申請を彼の名前で提出したり、コロとビジネスで関わった人たちに良く知られているからでしょう。
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