ビンテージコスチュームジュエリー「サラ コベントリー」について
1949年から1984年と2003年から2008年の2つの主要な期間にジュエリーを制作していました。
会社の創設者であるライマンK.スチュアート(Lyman K.Stuart)は、孫娘のサラのファーストネームと、家族の故郷であるイギリスのコベントリーにちなんでこの名前を付けたと考えられています。
興味深いのはその販売方法です。サラコベントリーのジュエリーのコスチュームジュエリーは、店頭で販売されたことはなく、ブランドの代表者が主催する特別な「ファッションパーティー」で直接販売されました。
1949年に設立されたこの会社は、ジュエリーの直接販売としては世界初と認められています。さらに、「Sarah Coventry」というブランドと同じくらい有名な、「Emmons」もライマンの会社で、妻のキャロライン・エモンズに敬意を表して名前がつけられました。
サラコベントリーはまた、男性用のジュエリー、タイピンとカフスボタンも販売しました。サラコベントリーのジュエリーは人気が高く、すでに1960年から1970年にかけて、ジュエリーの価格はトリファリやコロに匹敵していました。
残念ながら1981年にスチュワートは破産を申請、1980年代半ばにカナダの会社に買収されました。2003年にHPP.Incがジュエリーの製造を引き継ぎ、モダンなヴィンテージデザインのジュエリーを制作。オンライン、ホームパーティで販売されていましたが長くは続かず2008年に終了しています。
Sarah Coventryの刻印
1949年〜Coventry
1949年〜Sarah Coventry
1950年〜SC
1951年〜Sarah
1953年〜Sarah Cov.
他にも「SaC」「Coventory」がありますが、全てに刻印していた訳ではなく、刻印がないものもあります。
Sarah Coventoryのジュエリー
1977年に「Indian Prinsess」というタイトルで販売されていたリング。シルバーの枠の中に、ターコイズ色、ワインレッドのカボションが3つ並んで配置されている、インド風なデザインが印象的なリングです。
1976年 Goldenrod アキノキリンソウという花モチーフとダイヤ型のパーツが交互に連なっているヴィンテージ・ブレスレット。
花びら一枚一枚には細かい模様がほどこされ、その陰影がより立体的に見せてくれます。ゴールドはよりいっそう美しくゴージャスで上品な大人なブレスレットです。
1972年の「Black Reflection」シルバーに黒のルーサイトカボションのブレスレット。
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