ベント ラーセンはデンマークのアッセンス(Assens, Denmark)出身の有名なジュエリーデザイナーです。
1960年代後半からハスビー(Husby)にある彼の工房で、ピューターによるジュエリー作りを始めました。このジュエリーのスタイルはモダニストまたは、ブルータリストと呼ばれています。
彼の作品は、明るい色の石やガラスのカボションを使用し、デザインが個性的で斬新です。ほとんどのジュエリーに『Bent Larsen Design and Made in Denmark』かシリアル番号が刻印されています。
ジュエリーはデンマークだけでなく、ドイツとスウェーデンにも輸出されました。ピューターでのジュエリー作りは約15年でやめて、その後はゴールドとシルバーで作品を残しています。
現在は、娘のジャネットが家業を引き継いで、銀と金細工職人として働いています。
彼の作品はコレクターに人気があり、見つけるのが難しくなっており、今後は価格が益々高くなっていく可能性があります。好きな作品を見つけたら、購入をお勧めします。
ジュエリーの素材『ピューターPewter』とは
昔からヨーロッパで使用されていた金属の名称で、主な成分が錫(スズ)と少量の鉛、アンチモン、銀などを加えた合金です。
錫は柔らかい金属のため、他の硬度の高い金属を加えて強度を出しています。
ピューターは北欧ヴィンテージジュエリーではよく使われている素材です。燻銀のようなアンティーク調の風合いが魅力的です。
比較的柔らかい素材なので、細かい傷が付きやすいですが、それも味かなと思います。
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